(レビュー)モンスターハンターポータブル 2nd G 感想

モンスターハンターポータブル 2nd Gは2008年にPSPで発売されたゲーム。これをプレイしまくっていたという人は多いのではないか?と思われるPSPを代表する作品。

評価はS(神)

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評価点

ボリューム

かなり長大なゲームである。数百時間のプレイ時間は当たり前というくらいボリュームがある。プレイ時間だけで換算すれば平均的なゲームの数倍は楽しめるんじゃないかと冗談抜きで思う。

モンスターの数も多く、亜種という形で水増ししている部分もないわけではないが攻撃パターンや得られる素材が異なるため、それはそれであり。マップも多く、雪山、火山、砂漠といったオーソドックスなものは揃えられていて、自然の中で狩猟をしている感がだせていい。

多種多様な武器

武器の種類が多く、攻撃パターンも充実している。それでいて各武器ともに長所、短所がしっかりあるのでバランスも悪くはない。どの武器慣れれば最低限の活躍はできる。武器ごとに操作性が異なり、様々な特徴があるのでどれか1つくらいはお気に入りの武器が見つかるはずである。また、武器は強化することが可能なのでまったく同じ武器でも人によってある程度差別化することはできる。すべての武器を極めるというのも難しいが、それはやりこみプレイの範疇なので大きな問題ではない。

個人的に好きだったのは太刀とライトボウガン。特に後者は遠いところからうまく狙撃するのが楽しく、一方で防御は低いため敵が接近すると一気に緊迫して刺激的。

自由気ままなハンターライフ

非常にボリュームのある本作だが、日数制限などはなく、自分のペースでゲームを進められる。素材を集めながら少しずつ武器を強化していくもよし、少し背伸びしながらボス級モンスターを狩るもよし。農場からある程度素材を得ることが可能なのでわざわざ採集クエストに出かける手間が省けてよい。もちろんすぐに必要数を集める場合は採集に出かける必要があるので採集クエストの存在意義がないわけではない。

様々な要素が存在するため、縛りプレイをするのもあり。私は下手なので縛りプレイなんかやったら絶対クリア不能になるが腕に自信がある人はやってみると面白いかも。

一応ラスボスは存在するがそれを倒すこと自体がプレイヤーの目的というわけではない。

ボス級モンスターの臨場感

雑魚とは違い、ボス級モンスターはかなり強い。正直に言って攻略情報なし、完全初見でソロで行けば十中八九負けるレベル。文字通り、死ぬか生きるかの戦いでかなりスリリング。だが何度も挑むうちに弱点を見極める、武器を強化する等の試行錯誤を繰り返せば勝機を見いだせる場合も多い。

強大な自然(モンスター)に人間が創意工夫して挑むという構図がよく表せられている。

通信のたのしさ

ボスは非常に強いので他のプレイヤーと通信して戦うことも選択肢の一つ。うまく役割分担を決めて戦えばはるかに楽に攻略可能。とくに時間のかかる古龍は協力プレイのやりがいがある。

大人数でわいわい言いながらプレイするのはやっぱり楽しい。当時はプレイしている人はかなり多かったので通信して遊んでいた人も結構いると思う。

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問題点

ロード

一応ロード時間が長くならないように工夫はしているようだがそれでもクエスト開始前には20~30秒くらい待たされる。またマップ切り替え時にも短めのロードが挟まれる。前述のとおりプレイ時間が非常に多くなるゲームでクエストも頻繁に挑むものということを考えるとロードにとられる時間も必然的に多くなってしまう。

やや運ゲー要素も

報酬で得られる素材やモンスターからはぎとれる素材はランダム。そのため目当ての素材が得られないとせっかく苦労してたおしたモンスターが無駄になってしまう。1体倒すのに、数十分かかるのはザラ、中には撃退を繰り返してやっと狩れるというモンスターもいるため必要以上に挑むのは結構きつい。

ある程度は繰り返し挑むことが前提となっているが運が悪いといつまでたっても目当ての品が手に入らないことも…。

訓練が難しすぎる

通常プレイでもソロならかなり難しいが訓練所はさらにしんどい。ソロかつ武器も自分で持ち込めず、用意されたものを使うしかないため、単純に腕前が試されるが一部のクエストは無理ゲーに片足を突っ込んでいる。

とくにえぐいのはラージャン。相手の攻撃力に対し防御力が絶望的に足りていない。自分は開き直って弓でクリアしたがおそらくこのクエスト1つ突破するのに数十時間は消費している。しかも訓練全クリが隠しボス出現のフラグになっているためソロプレイだとクリアしなければ隠しボスを拝むことができない。

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まとめ

難易度的は高めであり、ほのぼのしたゲームが好きな人にはあまり向いていないかもしれないが骨太なアクションゲームを求めている人にはお勧めしたい作品。

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