(レビュー)ポケモン剣盾DLC鎧の孤島 感想

6月に配信されたポケモンソード・シールド(剣盾)の有料DLC第一弾「鎧の孤島」の感想。シリーズ史上初のDLCであったが内容としてはまずまずといった感じ。第2弾のDLCもあるがとりあえず鎧の孤島単体での評価をしておく。

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評価点

連れ歩き復活

HGSS以来11年ぶりに連れ歩きが復活した。とくにポケモン本編が3D化してからは初の連れ歩きなのでHGSSとは違った印象もうける。実装の意義は極めて大きい。私含めポケモンファン待望の要素だと思う。宣伝の段階では一切触れられておらず完全にサプライズだったのも粋な演出だった。御三家やマスコット枠(ゲーフリの愛人枠)だけでなく剣盾に登場するポケモンはすべて連れ歩き可能。

とにかくポケモンを連れ歩くのが可愛い。可愛い。可愛い。HGSSよりも話しかけた時の反応はやや薄味になってしまったがそれでも喜んでくれるのは評価点。私は伝説のポケモンみたいなゴツイポケモンがウキウキで主人公についてきてくれるのがギャップがあってたまらん(隙あらば自分語り)。

鎧の孤島を相棒と一緒に冒険しているという感じでもう最高としか言いようがない。ぶっちゃけこれだけで3000円払ってもいいと感じたレベル。

一部リストラポケモンの復活

過去作のポケモンがいくつか復活した。伝説のポケモンは第2弾の冠の雪原で復帰する関係上、今回のDLCでは一般ポケモンの復活が中心だった。対戦などで影響がありそうなのはポリゴン系列あたりだろうか。DLC買わなくても無料アップデートで追加されたのでDLCの評価点とするには微妙な気もするが、好きなポケモンが復活した人にとってはありがたい措置かな。

まぁぶっちゃけ最初からリストラせずに全種類登場させろと言いたいところではあるが…。

技などの追加要素

結構追加要素がある。新しい技、道具の合成、キョダイマックス、新ポケモンなどなど。夢特性に加えてキョダイマックスまでもらったエースバーンを止められるポケモンがいるのかどうかは心配である。

ありがたかったのはドーピングアイテムが安値(まとめ買いすれば半額)で買えるようになったこと。剣盾でドーピングアイテムの有用性は増していたので非常に相性がいい追加要素だった。

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不満点

道具合成(ぼんぐりなど)

ぼんぐりが復活し、道具を合成することでオシャボを作成できるようになったのだが何が出てくるかは完全にランダム。しかもオシャボの確立は馬鹿みたいに低く、合成してくれるウッウロボの故障を疑うレベル。というかあまりにもでなさすぎてウッウロボの顔を見たくなくなった。ご丁寧にもレポートを欠かされるのでリセマラは不可能。

また、合成に使う道具は朽ちた剣のように貴重な道具まで投入できてしまう。大切なものは投入できないためゲームが完全に詰んでしまうことはないと思うが合成に使った道具は戻ってこない。ポケモンのプレイ層を考慮すると貴重な道具は合成に使えなくする等の配慮がほしかったと思う。

マップとサメハダー

水上マップが多いため移動に時間がかかる。加えて海ではフィールドの内外をしきる構造物がないため見えない壁に阻まれてエリア外に行けないという仕様だがいかんせん不自然。岩礁を設置するとかしてもよかったのではないか。

あと海上で追尾してくるサメハダーが邪魔。高速で接近してくるので回避が難しい。一応旋回能力は高くないので逃げられないことはないが今でもたまーに追いつかれる。サメハダーファンには申し訳ないが今回のDLCで最もヘイトを集めたポケモンだと思う。

追加要素解禁の条件

一部の追加要素は解禁するためにW(ワット)が必要。しかも法外な額を請求される。DLC前にたまっていた200万Wが一瞬で溶けた。DLCでWを掘り出してくれる人もいるが、鎧鉱石というアイテムが必要でかなり時間がかかる。

あとDLCのシナリオは途中からクリア後のザシザマ捕獲イベントを最後まで見ないと進めない。宣伝の段階ではワイルドエリア到達から遊べますと言っていたのでやや詐欺くさい表現である(最後まで遊べるとは言っていないが…)。

まとめ

細かい不満点はあるが連れ歩きですべて持って行ったと言ってもいいすぎではない。ボリューム的には鎧の孤島だけではやや不足気味かなという気もするが、セット売り第2弾の方もあるのでファンなら買っておいても損はないかも。

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