(レビュー)エレビッツ 感想 笑いあり涙ありのFPS

エレビッツは2006年にWiiで発売されたゲーム。見た目がゆるいキャラクターのエレビッツを捕まえていくFPSである。

評価はA(名作)

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評価点

エレビッツを捕まえていく面白さ

様々な場所に隠れているエレビッツたちを探して捕まえていくのは試行錯誤が必要で非常に面白い。ステージ内の仕掛けも結構な数があり、Wiiリモコンを使ってエレビッツを探していくのは最初は難しめだが慣れてくると本当に物を操作しているような臨場感が得られ、やみつきになる。

アイテムをとればホーミングやバキュームによってエレビッツたちを一網打尽にできるので爽快感がある点もよい。

パワーアップすると…

エレビッツたちを捕まえていくとそのミッション内で行ける場所が少しずつ広がり、主人公の武器もパワーアップしていき、フィールドをめちゃくちゃにすることも可能(やりすぎるとペナルティーあり)。このように少しずつ強くなっていく感覚もいいのだが、笑えるのは終盤になるとパワーアップしすぎて遊園地のお城まで持ち上げることもできるようになってしまう。普通の小学生がとんでもないものを扱いエレビッツを捕まえていくさまは面白く、実際に巨大なものを持ち上げるとドン引きするとともに笑いがこみあげてきます。

豊富なやりこみ要素

エレビッツは捕まえた状態により得られる電力が変わるためハイスコアをめざし繰り返しプレイすることもできる。またステージ内に隠れているピンクエレビッツを探すのも一興。かなりうまく隠れているので自力で発見できるとうれしい。

また、チャレンジミッションも存在。こちらは普通にやってもクリアできないような仕掛けが多く、ゲームの腕と頭脳両方が要求されやりごたえがある。クリアしていくと常にほーみんふやバキュームを使えるようになる等特典もあるのでモチベーションアップにもなる。

エディットモードは自分でエレビッツや障害物を配置しオリジナルのステージを作ることができる。いろいろ考えながら理不尽なステージを作っていくのは楽しい。

ゆるめなキャラとシナリオ

キャラクターはFPSにありがちな某コマンドーのように筋肉モリモリマッチョマンの変態…ではなく普通の小学生が主人公。敵もゾンビやテロリストではなくエレビッツというかわいらしいキャラクターであり、日本的なかわいらしいキャラクターばかり。荒れっぽいFPSとは違い本作独特の雰囲気がある。

シナリオも主人公が少しずつ成長し、エレビッツのことを理解していくさまが書かれていて、素晴らしい。

問題点

序盤~中盤の難易度

最初のボスを倒したあたりで突然ゲームの難易度が跳ね上がる。チュートリアルも一通り終わりさぁ本番という形なのかもしれないが、いかんせんそこまでではまだ操作性に慣れておらず、かなりギャップを感じてしまう。もちろん理不尽というわけではなく、クリア後にもう一度挑めばかなり簡単に感じられるようにはなる。

ボスの数が少ない

ステージ数は29だが1ステージあたりにかかる時間はやや長めなのでゲーム全体でボリューム不足というわけではない。しかしボスに関して言うとわずか4体しかおらず、少々味気ない。ボスの攻略自体は面白いだけにもう2,3体いてもいいと思った。惜しい点である。

まとめ

独特な世界観のFPS。一般的なFPSは刺激が強すぎるという人もゆるめな本作なら楽しくプレイできると思うので非常にお勧めな作品。

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