(レビュー)クラッシュバンディクー2 感想

クラッシュバンディクー2は1997年に発売されたクラッシュバンディクーシリーズ2作目。独特な奥スクロールアクションが特徴のシリーズでPS期のころは結構露出も多いシリーズだった。。
ちなみに管理人はクラッシュ1を未プレイ(PS4の移植版はプレイした)である。

評価S(神)

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評価点

シンプルかつ奥深いアクション

クラッシュ2はスピン、スライディング、ボディプレスといったアクションで進んでいく、奥スクロールアクション。操作性は複雑ではないがアクションをうまく組み合わせないと進めないような場所も多くシンプルながら骨太なアクションゲームである。かといって頭を使わないと解けないような仕掛けは少ないので直感的な操作も可能である。

なおバグか仕様か不明だがアクションを使いこなせれば一部のギミックを無視することができる(赤ダイヤ取得など)。極めた人はこういったプレイに挑戦するのも一興…かもしれない。

初心者への配慮

基本的にクラッシュは一回攻撃されるとミスになるが攻撃を防いでくれるアクアクというキャラがいたり、彼からヒントを聞けたりするので初心者への救済措置も豊富。難易度はやや高いが序盤はクソ簡単でプレイしているうちに上達を感じられるレベルであり、クリアだけならよほどのことがない限りはできると思われる。ただし100パーセントクリアはアクションが苦手な人にはやや厳しいかもしれない。

様々な隠し要素

ステージには隠し要素があることもあり、ここで入手しなければならないアイテムも存在している。あからさまに怪しいところからなかなか気が付かないものまで色々ある。そのため隠しステージを探すという楽しみも存在している。
隠しステージはどれもかなり難しい。とくに爆走オールナイトはゲーム中屈指の難易度で初見の時はめちゃくちゃ苦戦した。完全クリアすると真エンドを見ることができる。アッサリ気味ではあるが苦労は報われるだろう。

魅力的なキャラクター

主人公のクラッシュは馬鹿だがなんやかんや世界を救うバンディクー。なぜか死亡パターンが豊富である一方、洋ゲーにありがちなグロテスクな表現というよりはコミカルな表現なのでグロが苦手な人でもOK。
悪役のコルテックスも通信中にうっかり自身の目的をばらしそうになり(というか最初からプレイヤーにはバレバレ)小物感がバリバリだがなぜか憎めない系のキャラである。
その他にもクラッシュの妹のココやコルテックスの参謀Nジン等特徴的なキャラが多い。
声もついていて声優も結構豪華。

問題点

一部のステージが難しい

とくにドクロコース内に箱がある場合はかなり難しい。逆走しなければ箱をすべて壊した際にもらえるダイヤの獲得ができない場合がある。しかしカメラが基本固定なため場所によっては手前に戻るように逆走する必要があるため難しさに拍車をかけている。

ところが幸いなことにボスは全体的に弱めである。ラスボスについては操作性が悪い乗り物に乗って戦うことになるが怖いのはこれだけで、ラスボスはこれといった攻撃はしてこないため拍子抜けである。というか攻撃しないラスボスってコルテックスは恥ずかしくないんですかね…。

シナリオが分かりにくい。

シナリオ自体は単純。しかしステージ攻略前にキャラが話しかけてくることがあり、これがシナリオの進行を示しているようなものだが、ボタン連打で飛ばしてしまいがち。とくにコルテックスと二トラス・ブリオの関係性を聞き逃すとよくわからない状況になる。一度終わった会話イベントを繰り返すことはできないので、原則データを消さないと会話イベントを見直すことはできない。振り替える機能とかがあればよかったかもしれない。

まとめ

単純かつ奥深いアクションゲームの名作。とっつきやすいのでアクションゲームがよほど苦手な人でなければプレイして損はない。
とはいえ現在はリマスター版があるのであえてプレステ版をやることもないかもしれないが、レトロな雰囲気が好きな人はPS版をやるのもありかな。

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