(レビュー)信長の野望革新 感想 パワーアップキットでさらに面白く

信長の野望革新は2005年に発売された戦略シュミレーションゲーム。信長の野望シリーズの作品で技術開発が重要なゲーム。リアルタイムで状況が変化し非常にやりごたえがあるゲーム。

ハードはPC

評価はS(神)

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評価点

リアルタイムに進むゲーム

ターン制ではなくリアルタイムで内政も戦争も進んでいくため、非常に臨場感がある。最初は内政やってる時に敵の侵攻に合うと戸惑うこともあるが、割とすぐにコツはつかめるほど容易なシステムである。慣れないうちはゲームスピードを遅くすれば追いついていけるはず。慣れてくれば最速で進められるし、そうすればそこそこテンポも速くなる。

シンプルで分かりやすいシステム

資金と兵糧が中心でそれも市場や水田を立ててしまえばあとは勝手に収入になるので使いすぎに注意すれば管理はそこまでシビアではない。そのほか鉄砲や軍馬も特定施設で調達・もしくは購入するだけでなにも難しくはない。

合戦も基本的に武将に部隊付けて突っ込ませればOK。ゲージがたまったら戦法が使えるが使い時が重要な戦法もある。また、強い武将なら相手をほぼ一方的につぶせるので割と爽快感もある。リアルタイム性なので一度に複数の城を攻略しに行くことも可能で、いかに早く天下統一するかというプレイも楽しい。

武将に関しても能力値はひとりひとり設定されている。史実のイメージから大きく離れた珍査定はないと思うので、歴史マニアならだれが強くて誰が弱いかはある程度推察できるはず。とくに固有戦法がある武将は強い。

チュートリアルも充実しているので初心者にも安心。

グラフィック

沖縄と北海道南部以外の日本全国が一倍のマップになっていて非常にきれい。富士山や琵琶湖、東大寺といった名所も作りこまれていて、クオリティは髙い。

武将のグラフィックも色違いのコピペ武将はおらず、すべて異なっている。出来も非常に良い。

技術革新で差をつける

戦争や内政を有利にするための技術が設定されており、これの開発が他の大名と差をつけるためには重要。武将ごとの適性で研究できる技術がある程度決まっているため、あまり無茶な開発はできないが、ある程度はプレイヤーの裁量にゆだねられている。騎馬を使わない上杉家や鉄砲なしの織田家といった史実のイメージとは異なるプレイも可能。

特定の大名家にオリジナルの技術もある。徳川家の三河魂や上杉家の軍神はチート級の強さだと思う。

パワーアップキットでさらに面白く

パワーアップキットをインストールすると様々な追加要素が楽しめる。特に重要なのは諸勢力。合戦や内政に役立つ存在でこれと契約せずにクリアするのは至難の業。彼らとの交渉も必ず成功するわけではないし、相性もあるのでうまく敵大名とうまく駆け引きすることが大事。

また国替えすることで九州からスタートする武田、東北の大友といった奇妙な状態でもプレイでき、新鮮。

また武将も何人か追加されている。加藤段蔵や崇伝あたりは超有能なんでありがたい。

問題点

似たような展開になりやすい

戦略シミュレーションの共通する問題点だが終盤の展開がほぼ同じである。具体的には敵勢力としては9割がた東は武田、西は島津が統一するため最後はそのどちらかと戦うということになり多様性がない。もちろん年代を進めたシナリオやIFシナリオを選べば様々な結末になるが、そうすると初期条件ですでに1強状態だったり、そもそも史実とは異なっていたり(北条早雲と北条氏直が共闘などなど…)とプレイヤーによっては意見が分かれそう。

台風が強すぎる

台風の被害にあうと問答無用で街並みの大半が破壊される。そのため弱小大名プレイの序盤で食らった場合ほぼ確実にリセット案件となる。中盤以降なら即リセとまではいかないが面倒な仕様であることにはかわりなし

幸いながらパワーアップキットでオフにすることができる。

奇妙な挙動もある

兵士1人で攻めても敵は全力でつぶそうとして兵糧を無駄遣い、パワーアップキットだと弓戦法が強く1回食らうと数千人が戦死、家臣を切ろうとすると異常なほどに名声が下がる、拠点のそばを通るだけで襲い掛かってくる水軍衆、数百万単位の兵力など史実からすると謎の挙動が多々ある。

ただこれらは悪用すればゲームを有利に進めることもできるので一長一短なところもある。

ディスクレス起動ができない

割れ対策なのかもしれないが毎回起動時にディスク認証させてくるのは、はっきり言って面倒。

まとめ

様々なシナリオや、技術、パワーアップキットの存在により、長く楽しめる作品。忘れたころにもう一回プレイしても面白いため重宝する。是非ともプレイしてほしい作品。

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