(レビュー)スパイロ・ザ・ドラゴン 感想

スパイロ・ザ・ドラゴンは1999年発売。クラッシュシリーズとは何かと縁が深い作品。
ジャンルはアクション
評価A(名作)

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評価点

魅力のあるキャラクター

このゲームは主人公スパイロがクリスタルにされたドラゴンたちを助けていくゲームで人間キャラは登場しない。しかし主人公スパイロ含めドラゴンやボスのナスティーともども割とよいキャラばかりである。スパイロは生意気なちびっこドラゴンで年相応。ナスティーも最後の最後で意外な一面を知ることができたりする。助けたドラゴンも一匹一匹に名前がついている細かさ。出番は少ないので印象には残らなくても冒険のヒントをくれるので有能ではある。ただし礼を言うだけでそれ以外は何もしてくれない無能もいる

なお全キャラフルボイスである。なぜか敵の断末魔がリアルという評価点?もある。

世界観

ファンタジー要素あふれる世界観である。まあ主人公がドラゴンという時点でそらそうだろと言われればそうなんだが。ただその中にもロボットや戦争といった点がちょっとしたスパイスになっていて、ステージもバリエーション豊かでマンネリ感に陥ることもないのもプラス。敵の挙動も細かく作りこまれているしマップも隠し要素があったりアクションを駆使しないとなかなかいけないところがあったりとうまく作りこまれている。

アクション

一般的なアクションゲームとは違い主人公がドラゴンなので火を噴く、滑空する(子供なので飛べない)といった一風変わったアクションが楽しめる。人間主人公とは違った面白さである。前述のドラゴンや看板からヒントが得られるので最初のうちはよくわからない状態でもなんやかんやできるようになる。一部の攻撃が無効の敵がいたり隠された一部の場所(とくに高い場所)に行くにはアクションを使いこなせないといけなかったりするので死に機能になっているものは少ない。またボーナスステージでは自由に飛び回ることができるのでアクション性がより向上していると言える(ただしボーナスステージは時間制限あり)。

問題点

カメラワークが悪い

最大の問題点。おそらく7プレイしていて一度も違和感を抱かない人はいないであろう。とにかく画面がみにくい。グラが悪いのではなくカメラの操作性がどうしようもない。なかなか見たい方向を素直に見せてくれないため手動で操作しようにも△ボタンを押さねばならない。というか押したところで格段に見やすくなるわけではない。

ボーナスステージの配置

最初のステージにあるボーナスが(おそらく)一番難しい。始めたばかりで慣れてないからじゃね?と思うかもしれないがマジで後半のボーナスよりも難しい。水面すれすれのゲートをくぐる、空中のターゲットを破壊する、電車で移動するターゲットを破壊する等やることも多いくせに慎重になると時間が足りなくなる。もちろんクリア不能というわけではないがこれを最初に持ってくるのは少しいじわるである。それ以外のボーナスはかね適切な難易度だと思う。

ボスが弱い

ありえないくらい雑魚。初見でも苦戦することはない。というか弱すぎるうえにBGM等が変化しないので倒した後に「えっ、あれボスなん?」と驚くことは確実。アクションゲームが苦手な人でも倒せると言えば初心者向けと評価できなくもないが…流石にもうちょっと強くしてくれてもよかった。ラスボスも面倒だが強いわけではないし。

まとめ

ドラゴンが主人公のゲームで人間とは違ったアクション性があり結構奥深い。しいて言えばカメラワークは微妙だが3D酔いしないならプレイする価値はあり。

いちおうPS4でリマスター版が出ているようだが残念ながら日本語には非対応。無能すぎる。

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