(レビュー)ポケットモンスター エメラルド 感想

ポケットモンスターエメラルドは2004年にGBAで発売されたゲーム。
ルビー・サファイアのマイナーチェンジ版で手堅い完成度の作品である。

評価…A

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評価点

バトルフロンティアの追加

おそらく本作最大の特徴だと思われる。ルビー・サファイアのバトルタワーがパワーアップして7種類の施設となり、様々なルールでバトルを楽しめる。廃人御用達の難易度であり、完全制覇しようと思ったらかなりの沼にはまる必要があるだろう。なお管理人は対戦ガチ勢ではないのでフロンティア制覇はできなかった模様。ちなみにバトルチューブが一番好きだった。実力がなくても運ゲーで何とかなることもあるので。たしか他の施設ではフロンティアブレーンに勝ったことがなかったような気がする…。

様々なボリュームアップ

シナリオも変更が加えられマグマ、アクア団両方を相手にしなければならなくなった。緊迫感はおそらくRS以上。シナリオの展開上グラードン、カイオーガを両方捕まえられるのも○
グラフィック面でもポケモンが登場時に動くようになり愛着が増したと思う。前作ではリストラ(正確にはプレイヤーがそう思っていただけであったが)問題があった反省か登場ポケモンも増えており、総合的にルビー、サファイアとの変化も楽しめる。メタモンも入手可能なのでポケモンに卵を産ませるのが楽になった。バトルフロンティア廃人も安心できる?

ジムリーダーとの再戦

何気にありがたい機能。シリーズファンなら誰しもが「ジムリーダーと再戦してぇなぁ」と思ったことはあるはず。シリーズ中でもジムリーダーとの再戦機能がない作品は少なくないのでこの機能は貴重である。ただ再戦依頼がなかなか来ないのはマイナスかも。まっていてもなかなか再戦できないのはざらにあり、稼ぎ場としての効率は高くない。

問題点

1部キャラクター扱い

アクア団と比べるとマグマ団の扱いが軽くなっていると言わざるを得ない。完全平等にはできないのかもしれないがマグマ団幹部の一人が登場しないのはイマイチ納得できないところ。アクア団の幹部は全員出るのに…。くわえてダイゴもチョイ役になっており、代わりのチャンピオンがミクリである理由もイマイチわからない。またこれにより8番目のジムとチャンピオンが水タイプ使いになったせいでアチャモのプレイが若干しんどくなった。ほのおタイプ好きなのでこの変更は勘弁してほしかった。

ちなみに発売前に収容人物扱いで紹介されていたバトルフロンティアのエニシダさんは空気だった。まあプラスでもマイナスでもないことだが。

バトルフロンティアがかなり難しい

プレイせずともシナリオクリアはできるが、前述のように明らかに廃人向けの難易度。おそらく相手ポケモンの性格や個体値などはかなり高水準なものを使っているし、AIもシナリオ中に戦うトレーナーよりもはるかに賢いため普通につらい。当然相手とのレベル差もないし禁止級は使用不可能なのでゴリ押しも不可能。エンジョイ勢がプレイするにはややハードルが高い。

まとめ

ルビー、サファイアの基本を受け継ぎながら追加要素もありマイチェンとして手堅い出来。バトルフロンティアもポケモン廃人なら楽しめる施設であり、第7世代現在ではフロンティアはないので貴重である。ルビサファ好きか廃人ならプレイして損はないと思う。

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