(レビュー)DQM2イルとルカの不思議な鍵SP(スマホ版)感想

先日配信されたドラゴンクエストモンスターズ2イルとルカの不思議なカギSPの感想。3DS版とくらべるとパワーアップした部分も多く政党内職と言えるんじゃないでしょうかね。この記事ではスマホ版特有の点を中心に述べるので3DS版以下の記事を参照。

(レビュー)ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵 感想

評価はA(名作)

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評価点

らくらく冒険などの新機能

スマホ版で登場したらくらく冒険などの新機能はどれも便利でスマホでプレイするようなライトユーザーによく配慮された機能だと言える。1時間に1度という制限もあるが自動で経験値やアイテムを獲得できるので時間がない人、稼ぎプレイが面倒な人でもサクサクプレイできる。

オンライン他国マスターという通信を駆使すれば珍しい鍵やモンスターも入手できるのもいい。膨大な経験値(250万)が入手できる鍵は配布している人も多いのでよほど運が悪くなければ簡単に手に入るだろう。1日1回しか更新できず、1度に10人までしかストックできないのは残念な点だがオンラインなのですれちがい通信とは無縁の地方民でも安心。

カメハの冒険というカメハにモンスターを譲渡することでアイテムやモンスターのスカウトをさせてもらう新機能も有能。卵ふ化でしか手に入らないようなレアなモンスターをスカウトしてくれることもある。カメハは作中では無能ムーブばかりで人によってはイラッとくるタイプのキャラなのでフォローにもなっている。

もちろんコツコツ稼ぎたい人はこれらの機能を縛ればいいだけだし、縛っても裏シナリオまでクリアは十分可能な難易度なので問題はない。

追加モンスター

3DS版よりもさらにモンスターが追加され総数は900種類以上!とかなり多い。

追加モンスターの中心はジョーカー3やドラクエ11といったイルルカ3DS版発売以後のドラクエシリーズのモンスターが中心。ジョーカー3プロフェッショナルのJESTER系統の神獣やラスボス、ドラクエ11のウルノーガとその部下たちなどなど原作ファンにはある程度納得のメンツ。本作はライドがないのでジョーか3とはちょっとグラフィックも異なる印象を受けるが、どちらかというとジョーカー3よりイルルカ路線のグラの方が個人的には好きかな。

ただあまりにもモンスターが増えすぎて巡り合いの鍵という今まで仲間にしたモンスターをもう一度出会うことができる鍵が巡り合えない鍵になっているのは、うーん。なかなかお目当てのモンスターが出てくれないため2、30分かかることも。

新生配合でサイズの変更が可能に

3DS版ではサイズを変更することができなかったが、スマホ版では可能になった。スモールボディのブオーンや超ギガボディのスライムといった極めてギャップの異なるパーティーも作成できる。対戦での実用性は下がったとしてもロマンはあるし、ゲーム内で活躍させるだけなら十分なのでいろいろ試してみる価値はあるかもしれない。

その他にも結晶というアイテムを使用することで特性を強化できるようになり配合システムはパワーアップしたと言えるだろう

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不満点

操作性が悪い

ボタンがたくさんあった3DSのソフトを無理やりスマホに移植しているのだから当然と言えば当然だが操作性は明らかに3DS版より劣化している。

しんどいのが主人公のアクションである。踊るアクションは先制攻撃や不思議な鍵の課題でも使用する重要スキルだが画面をタップしたうえでスライドというやや面倒な仕様になったことで失敗が増えた。毒の沼地などを飛び越える際のジャンプもオートラン中でなければできず不便。

また画面も見づらく、とくに配合やパーティー編成といったモンスターを参照する画面がよろしくない。とくに配合時は両親を見るのが若干面倒なので4体配合をする際は後述のオートセーブの仕様も相まって要注意。

オート戦闘は便利だが…

オート戦闘という機能を使うとHP・MPの消費なく相手を瞬殺できるがこれがなかなかの曲者。もちろん便利な機能なのは間違いないのだがオート戦闘でも全滅することはあり、こうなると容赦なく所持金半減のペナルティを受けてしまう。あまりにも強すぎる相手とエンカウントして負けるなら分かるが、普通に戦闘すれば絶対負けない相手でも全滅することがある。具体例を挙げると筆者は4枠のしん・りゅうおうでヤドリギの鍵の1枠モンスター×4の敵と戦った際に全滅判定になった。もちろんオートでなければ確実に勝てる相手である。

通常戦闘とは異なり味方のスタンバイモンスターは考慮されていないようであり、どういった処理で勝敗判定がなされているか謎である。

追記。アップデートで改善した。

頻繁なオートセーブ

やたらオートセーブが入るせいでバックアップという点ではよいかもしれないがそれ以外の点で被害をこうむることも。

例えば全滅すると、わるぼうとの会話後すぐにセーブされるためすぐにリセットしないとペナルティを受けるし、間違えて配合してしまったときもモンスターに名前を付けるとすぐセーブされてしまうため取り返しがつかない。鍵作成時もすぐオートセーブされるのでリセマラできない点もマイナス。

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まとめ

操作性など移植で避けられぬ問題点はあるが3DS版と比べると進化した点が多い。買い切り型なのでモンスターズファンなら買っても損はないと思う。

Switchで出せよとは言ってはいけない。私もそう思うけど。

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