(レビュー)ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル 感想

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナルは2011年発売。まさかのDQMJ2のマイナーチェンジ版。

ジャンルはRPG
評価B(佳作)

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評価点

モンスターが大幅に増えた

特にDQ9のモンスターが結構追加されていた。色違いではなく新しいグラフィックのモンスターだったのでうれしかった。水増しで増やした感はほぼない。DQMJ3にはみならってほしい。

モンスターの強化が容易になった

Aランク以下のモンスターは配合によりSランク相当まで引き上げることができる。同じモンスターをたくさん用意しなければならない点で面倒(同じモンスターがいるとスカウト率が下がるという仕様がある)ではあるが好きなモンスターを最後まで使えるのは評価したいところ。後続の作品と違い手間がかかるという点でSSランクモンスターの価値もそれほど損ねていないためバランスは何とか取れていると言える。

追加シナリオ

前作の裏ボス以降もさらにシナリオが追加されている。追加部分だけでもそこそこボリュームがある。また追加部分では過去作のとある重要キャラが登場する。DQMJ2でも仲間にはできたがシナリオにはほとんど絡まなかったのでDQMJファンなら確実にニンマリできるサプライズである。
追加シナリオのダンジョンの雑魚敵は経験値もメタルほどではないが結構だす。くわえて資金稼ぎ要員の雑魚敵もいる。この点でも前作からの改善点と言える。

問題点

ジョーカー2から1年もたたずマイチェンを出したこと

これまでのモンスターズシリーズでも移植は先例があったが新要素を大きく追加したマイナーチェンジ版は見られなかったので発売されること自体が完全に予想外であった。2の正当進化ではあるがシナリオは追加シナリオ以外は前作とほぼ同じであり無印版の価値が激減してしまった。しかもDQMJ2発売から1年未満での発売であったので、2を買った人の中には憤りを感じた人もいたはずである。

配信モンスターが多かった

地域限定モンスターもいたうえに、すれ違い通信という点でも今より地方格差が大きかったため地方プレイヤーには非常に厳しい作品。現在は入手困難なモンスターもいる。この作品に限らずシリーズそのものの、ひいては日本社会そのものの問題点ともいえるが。

回復呪文の使い勝手の悪さ

無印版の時点でベホマが廃止されすでに微妙であった回復呪文。しかしMPが上昇したことでますます使えない子になってしまった。

ネット対戦の泥沼化を防ぐためだろうが本編では安く使わせてほしかった。ネット対戦では禁止もしくはMP増加という処置もできたはずであり本編シナリオエンジョイ勢に対する制作者の配慮が少し足りないように思われる。とくにネット対戦が終了してしまった現在では面倒くささのみが残されてしまっている。

まとめ

ジョーカー2よりもモンスターが増えている。ますますネット対戦重視になった点はマイナスだが悪い作品ではない。出現モンスターの違い等はあるが基本的にプロフェッショナル版の方が無印版よりも勝っているので今から手を出すならプロフェッショナル版一択だと思われる。

 

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