(レビュー)サルゲッチュ 感想

サルゲッチュ は1999年発売のPS用ゲーム。
一時はPlayStationの看板の一つになったシリーズの第一作。
ジャンルはアクション
評価S(神)

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評価点

斬新なゲーム性

敵を倒すというゲームではなく、サルを捕まえるという設定にしたのは非常に斬新で他のゲームではなかなか味わえない感覚。その点で他のアクションゲームとの差別化もできている。ボタンに登録したガチャメカ(全9種類)という武器を駆使しながら一筋縄ではいかないサルと知恵比べ?して捕獲していくところは爽快感がある。

特徴的なガチャメカははパチンガーというもの。これは普通に使うには球を飛ばして攻撃するだけだが右スティックを引いた瞬間に地面との間に判定が出ることを利用して無限に空を飛ぶバグ技があり、ネタ面でも打点が高い。トビンガーと言われるバグで結構簡単にできるので是非ともお試しいただきたい。

探索の楽しさ

フィールドも最初のステージは狭く、簡単だが少しずつ広いステージが出現し探索する楽しみが増えていく。先のステージに進み入手したガチャメカがないと入れない場所もあり、当然強力なガチャメカがなければ捕獲できないサルもいるため時には戻ることも必要。

サルの種類はパンツの色で決まり全7種類(サル軍団のボスであるスペクター除く)でバリエーション豊か。砂浜で遊んでいたり、サメに乗っていたり、UFOで攻撃してきたりと行動パターンも多く飽きさせない工夫が感じられ、サルには1匹1匹に名前や説明文があり非常にユニークで捕まえる楽しさを増幅させている。特に名前なんかは実際の人物からとっているものもあり、この名前のもとはあれなのかと考えると面白い。

また、フィールドにはスペクターコインというアイテムが隠されており集めることでミニゲームが解放される。ミニゲームもスキー、ボクシング、シューティングと無駄に凝った出来で人によっては数時間遊べるレベル。

シリーズでは異端なシリアスなシナリオ

シナリオは続編に比べるとシリアス成分濃いめ。サルとの全面対決といった感じの王道のシナリオで評価できる。

キャラクターもピポサルはじめ、彼らのボスであるスペクターは悪役だがどこか憎めいないキャラ。そのほかにも魅力的に感じるものが多く不快なキャラは存在しないといってよい。

BGM

BGMは良曲ぞろい。個人的に好きなのはからくりキャッスル。ステージの雰囲気とマッチしてるし、大ボスが出てきそうな雰囲気もよく表現できている。最終ステージではピポサルに見つかるとBGMが流れるという仕掛けも存在し、演出とからめるという点でも一役買っている。

問題点

チュートリアルを飛ばせない

ガチャメカのチュートリアルが飛ばせない。そのため2回目以降のプレイで少々面倒。初回は操作性を理解するのに役立つが…。サルゲッチュ2以降は飛ばせるようになっている。

ボスが少ない

ボスの数が少ないのは気になる点。ステージ内にロボットに乗っているサル等、中ボス的なものは確かにいる。しかし、サルゲッチュ1のサル軍団はスペクターのワンマン経営で幹部クラスのキャラがいないため、ステージの最後に登場し倒さなければ先に進めないボスは4回のみ。

ちなみに続編ではウッキーファイブというボスキャラも登場し、この点は改善されている。

まとめ

斬新なゲーム性で一時は人気を得たシリーズの一作目。プレステの名作として幅広い人にお勧めできる一本。

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