(レビュー)ピクミン3感想 久しぶりの新作だったが…

ピクミン3は2013年に発売されたピクミンシリーズの三作目。前作からなんと7年もたっておりハードも前作のゲームキューブからWiiを飛ばしてWiiUとなりました。そういうこともあって非常に期待はしていたのですが。

評価はC(凡作)

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評価点

新ピクミン

新しく追加された岩、羽ピクミンが有能。岩ピクミンは押しつぶされても死なないのでイモガエルに有利だし、羽ピクミンは飛行して地形を無視することができる。様々な役割が期待できるので戦略性は間違いなくアップしている。

便利な操作

行き先を指示することにより自動で目的地に行ってくれる便利な機能が追加された。うまく活用すればゲーム内時間をかなり節約できる。使わないとクリアできないわけでもないので縛りプレイしたい人は縛ることも可能。

また、ゲームパッドにマップ等が表示されるのもありがたい。WiiUの性能をうまく生かしている。シナリオと連動し演出面でも貢献している点もプラス。

その他にはピクミンを投げる際に敵にロックすることができるようになった。コチャッピー系統を瞬殺するときに外す事故が圧倒的に少なくなった。

グラフィック

シリーズのお約束でもあるが非常にリアルである。ゲームキューブの前作と比べると本作はWiiUなので、桁違いにきれいである。特に回収対象の果物なんかはメインになっているだけあってん気合が入っている。

フィールドも細部ま作りこまれているし、グラフィック面では日の付け所がない。シリーズとしてふさわしい出来だと思う。

問題点

主人公3人制の煩わしさ

前作に比べ主人公が3人に増えている。そのため切り替えが少々面倒になる。もちろん、上記のように便利な機能があり手間を省くこともできるのでがやはり管理が面倒である。主人公は増やせばよいというものではない。

そもそも3人で解く仕掛けも羽ピクミンで強引に突破できてしまう場合もある。何のために3人にしたのだろうか。

一部キャラクターが不快

前作主人公の一人であるルーイが非常に不快である。プレイした人ならわかると思うが場を散々かき回すうえに、回収したジュースを一時的に使えなくするので厄介極まりない。

なお主人公のブリトニーも人によっては不快に思う可能性あり。こちらも腹黒く、イマイチ好きになれないキャラだった。

時間制限の復活

ピクミン1同様に時間制限が存在する。ゆえにクリア後のデータでゲームをやりこむというプレイができない。一応ミッションモード(チャレンジモード)は健在なのでそちらをプレイすればよいがシナリオ面ではピクミン2よりもボリュームダウンしている。

時間制限そのものは、まずまずゆるく、ボスの体力も翌日に持ち越されるので時間切れでゲームオーバーになる確率は低いのは不幸中の幸い。

前作からの劣化点

データが1つしか作れなくなった(ピクミン2は最大3つまで作ることができた)。最初から始めるには基本的にデータを消さなければならない。一応詰んだとき対策に過去に戻る機能はついているが、え私は最初のプレイデータは残しておきたい主義なのでいただけない仕様だと思う。

Cスティック操作が廃止され、ピクミンによる突撃に代替されたがCスティックぐるぐるの方が明らかに使いやすかった。ハードが変わっているので仕方ないのは分かるが。

生物図鑑やお宝図鑑が廃止された。今作初登場の生物もたくさんいるのでもったいない。豆知識を見てニヤリとする楽しみが失われてしまった。

シナリオの時間軸がよくわからない。オリマーとルーイが登場するがドルフィン号初号機の色がピクミン2のクリア後とは異なる。ルーイはピクミン開始時点で新入社員という設定のため、2より前に起こった出来事とも考えにくい。そのため2と同時間軸の平行世界なのだろうか?

まとめ

WiiUになったことによりグラフィックは大幅に改善し、新ハードの実力を見せつけることには成功した。その反面、前作との相違点が多く、肝心な主人公3人制もイマイチ生かし切れてはいない。

決して悪いゲームではないのだがピクミン2と同じ路線を期待するとがっかりする可能性もあるだろう。

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